【審査通過事例④】 2年前に自己破産した方が物件見学に来られたケース

※この事例は、2年前に自己破産をした方が審査に通ったという内容ではありません。あらかじめご了承ください。 

 

(2015年4月)

福岡市南区 N様のケース(夫婦共働き、奥様は正社員として年収350万円)

 

■仲介業者様(以下、A社様といいます。)からの相談案件

 

■購入住宅  中古マンション

 

■住宅ローン申込み金額 1,650万円(物件金額の100%+諸経費)

 

■審査通過までの道

 

オープンハウスにN様が見学に来られ、A社様が接客をされました。

N様は物件を気に入ったのですが、商談の中でN様は2年前に自己破産をしたという事実が分かりました。

物件は、しばらく買い手がつかず売値を下げた物件、N様の購入意思が強いだけに、A社様はなんとかならないだろうかと思い、当社に相談に来られました。

 

しかし当然ながらN様ではローンは組めません。

でも幸いにして奥様には正社員として相応の収入があったので、奥様のみを申込人として審査を受付けてくれる金融機関に絞って申込みました。

奥様には現在返済中のローンはなかったことから、返済比率も特に問題なく審査に通り、無事に決済を完了しました。

 

【ポイント】

以前は、ご主人様になんらかの事情があるため奥様単独で申込もうとしても、ご主人様を連帯保証人にしないと、どの金融機関も審査を受付けていただけませんでした。

※連帯保証人になると、審査時に個人信用情報の調査が必ずあります。

しかし近年は、ご主人様の連帯保証なしで、奥様単独での申込みを受付ける金融機関がでてきました。

私が知っているだけで、現在3件の金融機関でそのような受付をしています。

ただし今でも、ご主人様を連帯保証人とすることが必須の金融機関も多数あります。

このケースの場合、そこを見極めて申込み先を選択することが重要です。

 

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【追記】

自己破産の場合、免責決定から7年間(以前は10年だったが2022年に変更)、全国銀行個人信用情報センター(KSC)に官報情報として残ります。

しかしまだ情報が残っている場合でも、一定の条件を満たせば、適用金利は高くなりますが申込みを受け付ける金融機関もあります。

詳しくは当社にお尋ねください。