【審査通過の成功事例⑥】 勤続年数が短い方のケース

この事例は、金利が高い「福岡銀行エブリワン」「肥後銀行プロパーローン」

「信用組合プロパーローン」「ゆうちょ銀行(スルガ銀行)」などで通った事例では

ありません。

 

(2012年7月)

糟屋郡粕屋町 N様のケース

 

■販売代理業者様(以下、A社様といいます。)からの相談案件

 

■申込本人および収入合算者の内容(お二人とも1年前に他県から福岡に転居)

 申込本人: 会社員(技術職)、勤続8ヶ月、見込み年収:250万円

 収入合算者: 派遣社員、勤続6ヵ月、見込み年収:200万円

 

■購入住宅 新築マンション

 

■住宅ローン申込み金額 1,860万円(物件金額の90%)

            

■審査通過までの道

 

当初はA社様でフラット35に申込みましたが、事前審査の段階で否決となったことで、A社様から当社に相談がありました。

物件は完成済みで残り戸数わずかの物件、N様の購買意欲が高かっただけに、フラット35の事前審査で通らなかったことが、A社様にもN様にもかなりショックだったようです。

 

ほとんどの金融機関の規定で、「勤続年数は1年以上」となっています。

半年程度でも申し込みを受け付ける金融機関もありますが、N様の見込み年収と収入合算者が正社員でないことが大きなネックでした。

 

A社様の担当者同席のうえ、物件のモデルルームでN様ご夫婦とお会いさせていただき、福岡に転居された経緯、これまでの職歴、保有資格、預貯金などを、細かくヒアリングをさせていただきました。

 

そして福岡県に転居された理由がやむを得ない事情であること、それによって勤続年数がまだ短いこと、申込み本人は国家資格を必要とする技術職であること、収入合算者は派遣社員ではあるが様々な資格を保有しており、職歴上の業務内容に一貫性があり、現在も好待遇であること、などを盛り込んだフォロー文書を作成し、当社から3つの銀行と、別のフラット35取扱金融機関に申込むこととしました。

 

しかし銀行は3つとも否決、フラット35は留保という結果でした。

フラット35が唯一残された望みでしたが、本申込み承認の可能性をあげるためには更なるプラス材料が必要でした。

 

そこでN様にお願いしたのは、少しでも自己資金を出すことが出来ないかということでした。

N様には十分な預貯金があるものの、出来れば物件金額の100%を借りたいという希望がありました。

しかしこのままではフラット35でも本申込みで否決される可能性があり、そうなるとN様はこの物件をあきらめなければならないことを伝えると、なんとか承諾していただけました。

 

そしてN様に1割の自己資金を準備いただく資金計画でフラット35の本申込み書類を提出、審査の途中で当社に何度も質問事項があり、普通より時間がかかりましたが、無事に本審査で承認を得ることが出来ました。

 

この時期のフラット35は本当に審査が厳しく、フォローの資料作りのために何度もN様宅足を運んだこともあって、良い結果を出せて大きな達成感を感じた案件でした。