イオン銀行 変動金利0.57%について

福岡MPオフィスの松股です。

取引をしている業者様が、最近、お客様から以下の質問をよく受けるそうです。

 

「イオン銀行の変動金利が0.57%でとても低いですが、

他の銀行と比べてどうなんでしょうか?」

 

 

営業担当者の中には各銀行、特にネット銀行の住宅ローンについては

あまり詳しくない方が多いので、ネット銀行のメリット・デメリットに

ついて、今後数回に分けて書き込んでいきます。

 

まずはその第1弾として、イオン銀行についてです。

 

先月(2014年7月)から、イオン銀行は変動金利を最低0.57%としました。

(以前は0.77%でした)

http://www.aeonbank.co.jp/housing_loan/campaign/140610.html

 

他の銀行と比べても、非常に低い金利です。

これはイオン銀行の基準金利から1.80%差し引いての金利となります。

 

ここで注意点です。

ホームページで0.57%の文字の下部をよく見てください。

「年1.80%差し引きます」の前に、小さな文字で「最大」という

言葉があります。

つまり誰にでも適用される金利ではないということになるのです。

 

そこで直接イオン銀行の担当者に、年1.80%の割引が適用される基準を

聞いてみました。

回答はこうでした。

「申込者の属性(内容)などから総合的に見て、審査の際に判断されます。」

「具体的な基準はお伝えすることが出来ません。」

 

なおホームページを少しスクロールすると、適用条件や注意点が書かれています。

 「ご注意」のところには

・給与振込がご利用できない場合は、定率型は最大年1.60%の差し引きとなります。

と、太い字で書かれています。

 

つまり、会社からの給料の振込先をイオン銀行に指定することが出来ないと、

適用金利は最も低くても0.77%になるということです。

これだと地元の地方銀行の優遇金利と、さほど変わりありません。

中には「変動金利0.75%、保証料無料、取扱手数料54000円」という銀行も

あるので、そちらの方が有利ということも考えられます。

 

銀行の住宅ローンのホームページは、良いところは閲覧者の目に入りやすいように

強調して画面を作っているところが多々あります。

イオン銀行もその一例です。

閲覧した方は、まず0.57%の金利が目に入ります。
しかし注意点などをよくチェックする必要があることを、忘れないでください。

 

そこでイオン銀行の変動金利のメリット・デメリットについては、

簡単にまとめると以下のとおりです。

 

【メリット】

・0.57%が適用されれば、他の銀行と比べても最も低い金利。

・イオンのショッピングモールなどに店舗があるので、土日祝日でも

 手続きが可能。

・保証料がかからない。

・イオンでの買い物が、毎日5%OFFになる。

 

【デメリット】

・適用金利は審査を受けないと分からない。

・給与振込をイオン銀行に指定できないと、割引幅は最大でも1.60%。

・ローン取扱手数料は融資額の2.16%(都銀や地銀より割高)。

・将来固定金利に切り替えたくても、商品のラインナップが他の銀行より少ない。

 

よって結論を言えば、申込者の内容や適用条件対応の可否、資金計画・返済計画など

によっては、イオン銀行は最も有利な銀行であるかもしれません。

 

気になる場合は、一度審査を受けてみてはいかがでしょうか?

 




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コメント: 1
  • #1

    イオン住宅ローン2015年版 (月曜日, 23 2月 2015 09:09)

    2015年2月に住宅ローンを借り入れたものです

    ・給与振込がご利用できない場合は、定率型は最大年1.60%の差し引きとなります。
    は2014年中ごろに廃止になりました。

    2015年2月現在は給与振込は関係なくなりました。

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